
山田 和子
Kazuko Yamada
メッセージ
メッセージ
Yumi Yamada
お母さんへ
お母さんがいなくなって、もうすぐ一年になります。
最初の頃は、お母さんの写真を見るのもつらかったけれど、少しずつアルバムを開けるようになりました。
そして、このページを作り始めました。
写真を整理していて一番驚いたのは、私の知らないお母さんがたくさんいたことです。
セーラー服を着て友達と笑っているお母さん。
18歳で小さな鞄を持って東京へ出てきたお母さん。
お父さんと付き合っていた頃のお母さん。
書店の仲間と楽しそうに笑っているお母さん。
当たり前なのに、私はお母さんにも「お母さんになる前の人生」があったことを、ちゃんと考えたことがありませんでした。
恵子叔母さんや節子さん、美智子さんから昔のお母さんの話を聞くたびに、「そんな人だったの?」と驚くことがあります。
もっと聞いておけばよかった。
お母さん本人から、もっといろいろ聞きたかった。
そう思うと、やっぱり少し悔しいです。
でも、このページを作っていると、不思議とお母さんともう一度話をしているような気持ちになることがあります。
私も今では、子どもを持つ母親になりました。
昔、お母さんに言われて嫌だったことを、気がつくと翔太にそのまま言っています。
そのたびに「ああ、私、お母さんに似てきたな」と思います。
お母さん。
78年間、本当にお疲れさまでした。
そして、私のお母さんでいてくれて、ありがとう。
これからもみんなで、お母さんのことをここに残していくね。
由美
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