
木内藍子
Aiko Kiuchi
メッセージ
メッセージ
大野田 智史
藍子おばさんへ
出会ってから今日までの年月を思うと、たくさんの時間が流れたのだなあと、しみじみ感じます。
振り返ると、藍子おばさんの人生は本当にがんばり続ける毎日だったように思います。
何よりも、大きな畑に鶏の世話。
お嫁に来てから、旦那さんのご兄弟やご近所の方々がよく手伝いにきてくれて、とにかく人の出入りが多くて、さらに近くには親戚もたくさん…。
毎日、朝から晩まで休む間もなかったのではないでしょうか。
食事や洗濯は、まるで運動部の合宿のような大仕事。
その後に二人のお子さんが生まれ、さらに犬や猫も増えて、きっと想像以上のご苦労があったことと思います。
食卓には、誰がいつ食べてもいいように、揚げ物を中心にたくさんのおかずが並び、
大きなかまどでは、いつもごはんが炊かれていましたね。
あの温かい景色は、今でもはっきりと思い出せます。
晩年には、旦那さんとお姑さんとの三人暮らしの時期もありましたね。
一番つらそうだったのは、お姑さんの最期に立ち会えなかったことでしたね。
あのときの憔悴した姿は、今も胸に残っています。
それでも、藍子おばさんの周りには、いつも笑顔と笑い声がありました。
どんなに忙しくても、人を笑わせ、場を明るくする人でしたね。
本当に、ありがとう。
たくさんの愛情とぬくもりを、ありがとうございました。
ゆっくり休んでください。
そして、これからも空の上から、私たちのことを見守っていてくださいね。
>